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小児でも発症し予後が悪い原発性肺症と降圧治療の実現

電子血圧測定器

高血圧には本態性高血圧と二次性高血圧があり、多くの人が生活習慣病として認識しているものは本態性高血圧に分類されます。
原因が明確ではないものを本態性高血圧と分類し、原因が明らかである場合に二次性高血圧という分類がなされるのです。
生活習慣病としての高血圧は生活習慣に原因があると言うこともできますが、その何が原因であるかということを特定することは難しく、総合的に取り扱っていかなければなりません。
そういった明確ではない原因があるという意味合いで本態性高血圧とされています。
一方、二次性高血圧では原因が明確であることから治療が容易と考えられてしまいがちです。
しかし、実際には難病に指定されている高血圧もあり、原発性肺症がそれに相当します。
肺動脈が狭窄してしまっているというのが原因であるというのは明確であるものの、それが何によって引き起こされているのかが不明なのが実情です。
原発性肺症となった場合には降圧治療すら難しい状況が続いてきましたが、肺に選択性の比較的高い血管拡張薬が開発されるなど、時代とともに有効な降圧薬が開発されてきたことから血圧管理が可能にはなってきました。
しかし、原発性肺症は難病に指定されている根本的な治療法が確立されていない疾患であるということに変わりがありません。
発症しやすいのは成人女性ですが、小児でも発症してしまうことがあります。
小児の場合には男性の発症率が高いことが知られています。
小児の原発性肺症は特に予後が悪く、降圧治療による血圧管理も難しい場合が多い疾患となっています。
遺伝性があるものもあることが小児でも発症しやすい原因となっていますが、必ずしも遺伝だけで全ては説明がつかず、多様な原因によって原発性肺症が生じていると考えられています。