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高血圧の食事・運動療法と降圧治療について

カプセルと瓶

高血圧症においては二つの治療方針を同時に並行して実施していくことになります。
一つが高血圧症の原因を取り除いていくという治療方針であり、原因となっている基礎疾患がある場合にはその治療に重点が置かれていきます。
そういった疾患が明確に存在していない場合には生活習慣の中に血圧が高くなってしまう原因があると考え、食事療法や運動療法による生活習慣の改善によって治療が行われていきます。
これと並行して行われていくもう一つの治療が降圧治療です。
降圧剤を用いて血圧を正常値まで下げるというのが基本方針であり、これによって高血圧による症状を緩和させたり、合併症のリスクを低下させたりすることができます。
降圧剤は血管の収縮を抑制したり、血管の拡張を促進したり、体内の余分な水分を排出したりすることによって血圧を低下させるというのが効果として重要なものです。
こういった効果を発揮するメカニズムによってその分類もなされており、カルシウム拮抗薬や利尿薬といった古くから使用されているものもあれば、アンジオテンシン変換酵素阻害薬やアンジオテンシン2受容体拮抗薬のように近年になって登場したものまで様々な降圧剤が存在しています。
高血圧症の治療は長期化することが多いため、降圧剤には副作用の少なさという点が要求されます。
しかし、全く副作用がないというわけにはいかず、それぞれの降圧剤に副作用があるのが事実です。
過量投与による低血圧が生じるリスクがあるのはどの降圧剤にも共通する副作用となります。
カルシウム拮抗薬では頭痛やめまいが起こりやすかったり、アンジオテンシン変換酵素阻害薬では空咳が生じやすかったりといった副作用が知られており、患者が我慢できない場合には他の降圧剤に切り替えが必要とされます。